風薫るこの季節、少し暑さも感じますが、気持ちいい日が続いていますね。都内にいても自然に触れられ、心も体もリフレッシュできる小石川後楽園へ5月4日(みどりの日)に行ったレポートです。
小石川後楽園とは
国の特別史跡・特別名勝です。
水戸徳川家の祖である頼房(よりふさ)が庭園を造り上げていき、その息子であり、水戸黄門として名が知られている二代藩主の光圀(みつくに)の代に完成しました。
光圀は明から来た儒教者の朱舜水(しゅしゅんすい)の意見も受け入れ、庭園には中国の影響も多く存在しています。
庭園は池を中心にぐるっと周れるよう、山や池を造り上げた回遊式築山泉水庭園です。
西湖の堤(せいこのつつみ)
⬇中国の西湖の堤に見立てて造られています。ここ以外にも名古屋の徳川園、広島県の縮景園などにもあります。※写真が見づらくてすみません。右側にある細い道です(^_^;
小盧山
⬇オカメザサがなだらかなカーブを描いて美しいです。奥に白い東京タワーが見えます。
八卦堂跡
⬇文学を好んだ國光が、家光から7歳のときに頂いた「文昌星」の像を安置するために造られた八卦堂です。
しかし大正12年の関東大震災で消失し、今では八卦堂跡となっています。
他にも萱門跡(かやもんあと)など、関東大震災での影響受け跡地となっているところがあります。江戸時代から今までの年月を経てきた歴史を感じます。
円月橋(えんげつきょう)
⬇朱舜水が設計したといわれています。橋の半円が水面に映しだされ、満月(円)になっています。
⬇ちなみに橋は鑑賞のみでした。
梅林(ばいりん)
⬇光圀が好んだ梅です。今は葉になっていますが、紅梅、白梅など30種類の梅の木があります。
ここにいると東京ドームシティのジェットコースターに乗っている人たち声が聞こえてきます^^ 近いので庭園散策の後、行ってみるのもいいですね♪
内庭
⬇当時は水戸藩書院がありました。
大泉水
⬇写真の中に浮かんでいるのは蓬莱島です。竹生島もあり琵琶湖に見立てて造られました。
この日は池に飛んできたシロサギや、日の光によって島や水面が変化していく様子をゆっくりと眺めることができ癒やされました^^
唐門
当時は大泉水側と水戸藩書院を仕切っていた門です。装飾が美しいですね^^
⬇こちらは内庭から見た唐門。
⬇こちらは大泉水側から見た唐門です。
⬇大泉水側から見た唐門の装飾をアップにした写真です。装飾が細かいですね。
所在地
東京都文京区後楽1丁目−6
開園時間
午前9時〜午後5時(入園は4時半まで)※時間延長するときがあります。
詳しくは→小石川後楽園公式HP
休園日
年末年始(12月29日〜1月1日)
料金
一般300円 (20名以上の団体→240円)
65歳以上150円(20名以上の団体→120円)
(小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料。また、身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付き添いの方は無料)
また、みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)はみんな無料です♪
アクセス
小石川後楽園には出入り口の門が2箇所、西門と東門があります。
<西門>
都営大江戸線「飯田橋(C3出口)」徒歩3分
JR線「水道橋(西口)」徒歩8分
JR線「飯田橋(東口)」徒歩8分
東京メトロ東西線・有楽町線・南北線 「飯田橋(A1出口)」徒歩8分
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園(1番出口)」徒歩8分
<東口>
都営大江戸線「飯田橋(C3出口)」徒歩3分
JR線「水道橋(西口)」徒歩5分
JR線「飯田橋(東口)」徒歩8分
東京メトロ東西線・有楽町線・南北線 「飯田橋(A1出口)」徒歩8分
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園(2番出口)」徒歩6分
都営三田線「水道橋(A2出口)」徒歩8分
駐車場はありませんので車以外でお越しください。駐輪場はあります。
もっと楽しむために♡
庭園はアップダウンがあるので女性はヒールのある靴より、歩きやすいスニーカーをオススメします♪
階段を登りきった先に見える景色は絶景ですよ♪
まとめ
水戸徳川家の思想や儒教者の朱舜水により中国の影響もある園庭です。
また、江戸時代に造られましたが、大正時代の関東大震災で一部消失しています。
そのような中でも、歴史を守っているからこそ、現在もこうして鑑賞いるできることは本当にありがたいことだと感じました。これから後世につないでいきたいですね!
また、歩いてみると分かりますが思ったより広く、場所によっては階段の上り下りがあるので、いい運動になります。
さらに、自然ならではの新鮮な空気や、美しい自然の景色に魅了されリフレッシュできました。
ここで紹介しきれなかった部分はたくさんあるので、ぜひ、足を運んでみて実際に歴史に触れ、自然に触れて楽しんでみてください^^
最後まで読んでくださってありがとうございました♡